かしわの大介☆議会改革ブログ

 〜恵庭市議会議員〜

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08.7.26 市民と議員の条例づくり交流会議2008

昨年()、今年の春に引き続き、市民と議員の条例づくり交流会議
参加してきました。


第1部では、議会改革の取り組み状況について、全国調査に基づいての報告、
第2部で、各実践者によるパネルディスカッションでした。

なかなか改革は進んでいない、そして、それは報道もされづらい。
それは議会改革の結果が、市民にとってどういう良い結果をもたらすのかが
わかりづらいということと深く関係しています。
定数を減らす、政務調査費をなくす。それがどれだけの割合であっても間違いなく
ムダは減るということがわかります。確かにわかりやすい。

議会改革が進んで、市民の声がきちんと届くようになること、議会の仕事が
よくわかるようになること。そうであった経験がないことですから、すぐに
ピンとこないのは当然なのかもしれません。


でも、単なる削減よりも大切な改革は、議会が本来の役割である、市民の声を
代弁し、行政をしっかりとチェックできる体制になることです。

公聴会を開く、議会報告会を定期開催する、仕事をする人が必要な役職につく、
市長と適切な距離を持つ、議員間討議の拡大。
すべてはそのための手法であって、定数を削減も、「市民から見て十分に活動
できていない」議員を減らすことによって、限られた時間の中で議論の密度を
高めるというのが主眼のはずです。(財政的なものは結果です)


前我孫子市長の福嶋さんもおっしゃっていました。
市民が問題に直面したときに、その発言を受けとめる場があるか。
そこで真剣な議論が起きるのか。それがないと、本当の無関心がおこる。

恵庭では、恵庭駅の西口再開発や和光第2小学校の分離新設に関して
非常に市民の関心が高まっています。
議員が、議会が、直接市民と向き合って、十分な議論と対話を尽くして
いくこと。空虚な改革ではなく、目の前のことを確実に積み上げていきたいと
思います。



(以下、1日目のメモです)
08.7.26  市民と議員の条例づくり交流会議2008
「議会改革はいま」 〜市民自治体をめざして

<1日目>

饗庭さんなど、主催者4名からあいさつ

長野さん)実態調査の報告。
・改革取り組み状況:55%の団体では特段の態勢はとられていない
・125団体(8%)で制定に向け検討中。制定は18にとどまる
・議長の在任期間 都道府県・政令市では約半数が1年で交代している。リーダーシップの発揮は望めない。
・政務調査費、市議会では85%の支給。90%の議会は1円以上の領収書
・議員提案条例 都道府県・政令市で30%台、市議会10%、町村議会1.5% 事務局体制もひとつの要因では。

菅沼さん)
議会のニュースは新聞にも載らない。デスクは面白くないという。
新聞社内でも関心が薄い。新しい動きがない。

宝塚市、12本の議員提案条例を可決している。
それに対する認識がない。新聞社内にも意識改革が必要。霞ヶ関の中央集権を批判しておきながら、新聞ほど中央集権的なところはない。
政務調査費や定数削減など後ろ向きなものしか記事にならないという現状。

北海道の町村、事務局長と1人の女性事務局員。その体制でどうフォローができるのか。議員提案条例。
議長の立会演説会をやらないのか。小学生の児童会のほうがマシ。

(三重県・伊勢新聞社、月間ガバナンス、自治日報、日本テレビ報道局 などの取材が入っている。)

<パネルディスカッション>

新宿西口の駅頭で演説をしていたとき、熱心に聞いてくれた人から質問を受けた。議会がよくなると、私たちに何かよくなるのか?

問題だ、ということはわかる。
議会が自治の機関として役立っているということがイメージしづらい。

長谷川さん)邑南町(おうなん)、石見銀山と広島市の中間くらい。高齢化率40%。3町村が平成の大合併で合併。合併までは他町も同じような議会運営をしていると思っていた。ところが合併して在任特例で40人になってみると、ずいぶんと他は違うことがわかった。

あるまちでは3セクの借金8000万ほどが隠してあった。議会のチェックが働いていない。
バブル期に同じような計画を作って、ストップをかけた議会と、突っ走った議会。住民からの信頼が違う。

地方議会人2006年の5月にまとめられたもの。
定数削減の問題。議会は議事機関。

三谷さん)三重県。
条例を作れば条例にしばられる。

5月の役選協議会まで公開。無理押しがなくなり、決定が早くなった。
年2回の定例会130日くらいの会期になる。通年議会をやりたい。招集権の問題が解決する。いつゴルフしたらいいんだという人もいた。

4/30のガソリン期限切れのときに全国で唯一会期中だった。
活発な議論が行われるようになってきている。

議員間討議の拡大。
議事日数の増加によって、委員会、参考人招致がやりやすくなってきた。
昨年2月から6月すえまでに議会開かれたのは14回、
今年は15回。
1回しか変わらないように見えるが、昨年は2回の本会議・1回の臨時会でそれぞれ開会日・閉会日があったので、中身でいうと5回増えている。

委員会43回だったのが、101回
参考人招致、去年0だったのが10人以上。

公聴会、ぜひやりたい。
委員会で議決、承認、広報掲載、どんなに急いでも15日〜3週間かかってしまう。今までは会期が短くてこの手続ができなかった。開催されたのは1回、国から指導のあったときだけ。

議員間討議、条例には書いているが、うまくいっていない。

大森先生)
議員の身分や報酬等に関するものは議員立法でないと通らない。

首長の扱い方が異様。議員203条、首長204条。
203:非常勤職員の包括規定。
204:職員と公選職の扱いを一緒に考えて来た。これは間違いだ。
時間と場所が指定されて、指示を受けて仕事をする。

議員の位置づけを自治法で明確化した。

職務に必要な限り費用を出せる。地方自治法上規定している会議以外は認められないというのが最高裁判決。

議会が議会の必要上開催する会議。
自治法100条の中で位置づけ。まだ改革半ばだが。

報酬という考え方をやめてもらいたい。
矢祭の考え方は大森先生の考え方とはまったく違うベースから生まれている。日当計算の根拠が、課長相当職の7割というのも公選職としての扱いとして適切ではない。

205条、退職金を出すことができる。>>ただちに廃止!(大森さん)


福嶋さん)
自分は退職金をもらったばかりだが、廃止すべきだ。
退職金ではなく報酬に加えるべきだ。

二元代表制にこだわって来た。議会から選ばれたのではなく、市民から選ばれていた。国会で言うような与党野党は存在しないのだ。事前の根回しは一切していない。
だいたい毎年予算も修正されている。

議会は事務局職員がせいぜい10人くらいだろう。たしかに執行側と比べると弱いものに見えるかもしれない。しかし、長の側から見れば、市民から選ばれた公選の人が何十人もいる。それは大きな力になりうる。市民と結びついて力にすればいいのだ。
今は長の側ばかりが市民参加をしている。

市民参加するといっても、市民の無関心をなんとかしないといけない。
問題に直面していない市民に対して説教をしても決して関心が高まるわけではない。
普通の市民がまったく問題を抱えていないかというとそうではない。問題に直面したときに、その発言を受けとめる場があるか。そこで真剣な議論が起きるのか。それがないと、本当の無関心がおこる。

そういうのがくるときは請願、陳情となってくることが多い。
議会が、議員が自分で説明に行って議論・対話ができるか。

須田さん)市民運動。
自治体議会に関する世論調査はない。

議会は敵だと思っていた。行政側が市民の声を聞いてすすめようというときに、文句ばかり言ってくる。直接請求の代表にすら説明する場を与えてくれなかった。
明治の民会のほうがしっかりしていた。

条例を作らなきゃいけない。
生活保護法の条例を作れるかというと作れない。規則でやっている。
法定受託事務にしてもほとんど規則でごまかしている。


長谷川さん)
議会基本条例を執行部が作ってくれることはない。
定数削減、18、16、15、14の案などがあった。それぞれの政治判断だけで決めてよかったのか。

これまで議会報告会をやってきているところでは、議会もっとがんばれという声が多い。しかし、やっていなかったところでは、道路作ってくれという話になってしまう。

三谷さん)
住民参加。180万いると難しい。
特別委員会は議会棟で議論をするな。議会の附属機関の設置。(自治法に)書かれていないことはやってもいいという解釈をしている。
県政の討論会議というものを設けている。
市町村の意向という(県の)説明だったが、アンケートをしたところ、市町村長の意向は全然違った。

議員バッジの廃止。権威主義の象徴ではないか。
国会20mm、都道府県19mm、政令市19.5mm。

大森さん)バッジは賛成。
先発組は苦労している。後発組はそれにもう少しつけ加えて改革を進めればいい。

休日議会は執行機関とやったから失敗した。住民と議論をする場にすればいいのだ。執行機関が出席すれば、残業手当も出さなきゃいけないし、残されるとだめになる。
議会の附属機関もできないと思い込んでいる。それじゃだめだ。

福嶋さん)
改革派首長が、今議会が大切だという理由。
たしかに国と戦うときには強いリーダーシップが必要だ。しかし本当の自治を作って行こうとすると住民と結びついた議員の合議体が必要だ。

議会が持っている権限を使っていないことが多いのでは。

須田さん)
嫌なこと。どんな素直な議員でも、長くやっていると自分だけ特別だと思ってしまう。持っている情報をすべて住民と共有すること。

<質疑>
一問一答で。
新潟県議会・佐藤さん)
無所属の会。党議拘束をしないということにしたら、会派として認められなくなった。無所属は年1回しか質問させないという暴挙にでた。(自民党が)

三重県でどういう議論をしてきたのか。
予算、否決は不信任とみなすべきでは。

三谷さん)書かれていないからこそ、議会基本条例で書く必要がある。
会派:あくまで議会意見集約のための組織であると書いた。それまでは存在すれども明確な位置づけはなかった。

和歌山県・串本町?)
首長退職金、成果主義にすべき。広域でやっていて、口出ししづらい。どうしたら?退手組合から

月間ガバナンス・千葉さん)
三谷さん、 予算執行権、
大森さん、 矢祭の違法性

編成・執行権は長、議決権は議会。
報酬を支給しなければならない。勤務日数に応じて出さなくてもいい。と書いている。法の精神と齟齬がある。費用弁償は議長がもつ。報酬は長。

さいたま鶴ケ島市)

8/4通知、9/1施行。臨時会開きなさい。

広島県議)
>議員は知らないことを聞いてはいけない。

福嶋さん)適正規模の自治体であれば、議会の少数でも、本当に市民多数を形成できれば、議会は動かせる。
  1. 2008/07/29(火) 00:58:43|
  2. 視察報告
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

暑い東京お疲れさまでした。
「市民と議員の条例づくり交流会議」からたくさんの声を持って帰ってきたのですね。
得たものを柏野さんの中で咀嚼して、ぜひ実行してください。

>市民参加するといっても、市民の無関心をなんとかしないといけない。
>問題に直面していない市民に対して説教をしても決して関心が高まるわけではない。
>普通の市民がまったく問題を抱えていないかというとそうではない。
>問題に直面したときに、その発言を受けとめる場があるか。
>そこで真剣な議論が起きるのか。それがないと、本当の無関心がおこる。

その通りだと思います。受け皿はいつでも用意をしていて欲しいものです。
  1. URL |
  2. 2008/07/29(火) 02:00:31 |
  3. ripotan #-
  4. [ 編集]

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柏野 大介(かしわの だいすけ)

Author:柏野 大介(かしわの だいすけ)
大学を卒業後、2度の就職と合計約2年の旅行を通して、
常識や慣習といった言葉に囚われない道を模索し続けています。
外に出たことで、日本、北海道への愛着はさらに強いものとなりました。


2007年4月、北海道恵庭市の市議会議員選挙に当選。
議会の中で感じる率直な気持ちを大切に、目の前の課題にひとつずつ取り組んでいきます。

ご意見・ご質問などはメールでお願いします。
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